「インディアンレッドの地の壁画」1950年 テヘラン現代美術館
ニューヨークの美術学校で基礎を学んだポロックは、現在アメリカ美術の最高峰の一人と目されている。
実存主義的(絵が人間によって描かれたという躍動感)を前面に押し出した画風を開発した。
それはアクション・ペインティングと呼ばれている。
アクション・ペインティングは無意識的なイメージを重視する。キャンバスを床に広げ、刷毛やコテで空中から塗料を滴らせる「ドリッピング」や、線を描く「ポーリング」という技法がメインだ。後期のポロックは意識的に絵具のたれる位置や量を完全にコントロールするようになった。
「ナンバー11, 1949」1949年
「地」と「図」が均質となったその絵画は「オール・オーヴァー」と呼ばれている。
生誕100年を記念して東京国立近代美術館でポロック展が今年あった。
もう終わってしまったが興味がある人は次の機会にぜひ行ってみよう。
[ポロック展]
http://gqjapan.jp/2012/02/16/pollock100/PR