嬉しいことに最近似たような話を漫画家の村田雄介さんがしている記事をネットで見つけました。
ムラタ「それで練習法を知りたいんでしたっけ? 方法もなにも画力を上げたきゃ描きまくるしかないんじゃないすかね。描いた量しかものをいいませんもん」
サイトウ「う~ん解るんですけどそれ、気が遠くなっちゃうんですよね。ムラタさんならではの楽しんで絵を描くコツみたいなのって何かないですか?」
ムラタ「僕のすごく個人的な、観念的な話になっちゃいますけど、上達のためには手段を選ばないって事ですかね。はじめのうちはあれしちゃダメこれしちゃダメと自分の中で枠を作らない様にして、とにかくなりふり構わずジタバタした方がいいんじゃないでしょうか」
(中略。自分のペンの雑さに悩むムラタ先生が行った工夫が記されている。具体的には、
・キャラをところどころ定規で描く
・上手い作家さんのコピーを壁に貼って、そっくりな線で描こうとマネをしてみる
・汚くなった線の両脇をホワイトのペンで消して形を整える
この中ではホワイト作戦が上手くいったそうで、嬉しそうにジャンプを読むムラタ先生が描かれている。
ムラタ「僕はこういう、「上達して嬉しい!」という原体験をなるべく早めに得ておくのが、楽しんで絵を描き続けるコツだと思ってます。それを得るためには、あらゆる手を尽くした方がいいんじゃないでしょうか」
ここで挙げられている、
人体を敢えて直定規を使って描いてみるというのは
イギリスの美術教育でも行われている古典的な訓練方法です。
こういう風に「なんでもあり」くらいの気持ちで絵を描くのがちょうどいいと思います。
ただ本心から言えば「絵が上手くなりたい」と考え「絵の練習」をする、という姿勢はなんとなく野暮な気もします。
素晴らしい作家の絵に感動
してしまい、勝手に創作意欲が
湧いてしまう、と言うほうが私の経験上自然で適切なように感じます。
また強い独創性を持った作品に触れるのも凄く勉強になると思います。
有名どころですが
The very hungry caterpillar
ももいろのきりん
How to make water color painting itself
ビロードのうさぎ
あたりを挙げてとりあえずこの記事は終わりたいと思います。
[記事参照元]
プロの画力向上法まとめ
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